フランス出張で見つけた、ヤドリギと自然の豊かさ
Voyage【旅】
先日のフランス出張では、パリからナントへ向かう途中、TGVの車窓から広がる美しい田園風景に心を奪われました。都会の喧騒を離れ、列車が走り出してしばらくすると、どこまでも続く広大な平原や妖精でも出てきそうな森、パリとは全く違った、ゆったりとした風景が広がります。
突然目の前に飛び込んできた風景は・・
少し電車が速度を落として、走行したときに目にしたのは、葉を落とした木々と、点在する池。そして、その周りに生い茂る木々が織りなす美しい風景でした。自然の息吹を感じさせるその光景の中で、ひときわ目を引いたのは、木々に群生するヤドリギでした。
日本ではなかなか見かける機会の少ないこの植物が、フランスの田園地帯では、本当にたくさんの木々に、まるで抱きつくように広がっていて、なんとも生命力にあふれていて、土地の豊かな自然を象徴しているかのようでした。
フランスにとってヤドリギとは
ヤドリギは、フランスでは古くから親しまれている植物で、特にクリスマスのシーズンになると大活躍します。リースやスワッグの材料としても人気があり、その柔らかな曲線や控えめな色合いは、どんなインテリアにも優しく溶け込みます。また、そのモチーフは食器やガラス製品にも使われることが多く、フランスの人々にとって身近で愛される存在のようです。
そんなヤドリギを実際に自然の中で群生している姿で見たのは今回が初めてでした。その生命力溢れる姿に感動し、改めてこの地の自然の豊かさと広大さを実感しました。
今年はクリスマススワッグにヤドリギを
今年のクリスマスは、このヤドリギの美しさとフランスの田園風景で感じた豊かな気持ちを取り入れて、玄関にヤドリギのスワッグを飾ってみようかなと思っています。シンプルながらも力強いその姿が、訪れる人々を優しく迎えてくれることでしょう。