【フレンチインテリアの極み】ベルサイユ宮殿とプチ・トリアノンの美しさを巡る旅

Voyage【旅】

パリから少し足を延ばしてベルサイユへ

パリへの出張旅行の空き時間に、ベルサイユ宮殿へ足を運びました。メトロでポルト・ド・ベルサイユまで行き、そこからバスに乗って宮殿へ向かいました。パリから1時間弱の移動で、歴史と芸術が息づく壮麗な空間へと辿り着きます。

ベルサイユ宮殿:シンメトリーと豪華なフレンチインテリア

ベルサイユ宮殿の内部は、フレンチインテリアの極みともいえる豪華な装飾で彩られています。シンメトリーに均整の取れた空間に、ゴールドや深いラズベリーレッド、上品なミントグリーンなど、部屋ごとに色が統一され、見事にインテリアコーディネートされていました。特に有名な鏡の間は圧巻で、両側の壁には大きな鏡が並び、ロココ調の華やかな装飾が施されています。天井からは壮麗なシャンデリアがいくつも下げられ、まるで夢の世界に迷い込んだような美しさでした。

プチ・トリアノン:素朴で温かみのある田園風インテリア

それとは対照的なのが、プチ・トリアノンです。マリー・アントワネットが愛したこの空間は、ベルサイユ宮殿の華やかさとは異なり、素朴で温かみのある雰囲気に包まれています。まるで田舎の家を再現したかのような温もりのある造りで、彼女が好んだといわれるトワル・ド・ジュイのような牧歌的なデザインが印象的でした。静かな庭園には池があり、カモやアヒルが泳ぐ風景が広がります。華麗な宮殿とは異なる、穏やかな癒しの空間に心が和みました。

フレンチインテリアとインテリアコーディネートの魅力

フレンチインテリアの洗練されたエレガンスと、素朴な田園の魅力。この2つの異なる世界を体感することで、インテリアコーディネートの奥深さを改めて感じることができました。どちらも、それぞれの美しさがあり、フランスの「アール・ド・ヴィーヴル(暮らしの芸術)」の精神を感じさせる空間でした。

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